書斎を使うとは和服を来て大きな机の前に座ることではなくて、通勤電車の中で本を読む
ことだという立場をとっても、差が一つあります。資料です。〔本物の〕書斎には、蔵書(注④)・時点・年鑑はもちろん、自分の資料・手紙・日記などもそろっています。そういう物を自由に使えろことが書斎の価値ですが、喫茶店ではこうはいきません。知的作業には資料が必要です。書斎は資料の置き場所であり、資料を使う場所なのです。
書斎といえば、偉い学者や大文豪(だいぶんごう注⑤)を思い浮かべます。その人たちのは、ただやみくもに思索した(注⑥)場所ではありません。資料をおき、整理し、資料を使用した場合が書斎です。そうした環境が書斎です。
パソコンを使えば、この環境⑤が手に入ります。パソコンに蓄積(ちくせき注⑦)できる情量は途方もない(注⑧)分量で、個人の資料のかなりの部分を置けます。しかし、その情報が使いやすく、検索しやすい(注⑨)のが決定的な利点⑥です。
(注①)書斎:本を読んだり、文を書いたりするための部屋。
(注②)パソコン:パーソナルコンピューターの略、小型のコンピ ューター
(注③)携帯できる:持ち運べる
(注④)蔵書:持っている本
(注⑤)大文豪:偉大な作家
(注⑥)ただやみくもに思索する:ただ考えてばかりいる
(注⑦)蓄積できる:蓄えて置けろ、貯めておくことができる
(注⑧)途方もない:ものすごく(多い)
(注⑨) 検索しやすい:探しやすい
問1 ① 「そうした空間」とあろが、どんな空間か。
1 パソコンのある部屋 2 大きな机と大量の本が置けろ部屋
3 大都会の住居 4 落ち着いた書斎
問2 ② 「書斎の本当の姿」とあるが、筆者の考える書斎とはどんなものか。
1 本や資料をしまっておく部屋
2 朝の通勤電車や喫茶店
3 知的活動が行われるいろいろな場所
4 和服を着てすわる大きな机のある部屋
問3 ( ③ )に入る言葉として、最も適当なものはどれか
1 しかし 2 ところで 3 ところが 4 つまり
問4 ④ 「そう納得すれば」とあるが、誰が納得するのか
1 書斎 2 パソコン 3 わたし 4 あなた
問5 ⑤ 「この環境 」とあるが、どんな環境か。
1 落ち着いて思 するのに適した環境
2 史料をおき、整理し、使用するのに便利な環境
3 偉い学者や大文 の使った書
4 知的作業を行うのに適した静かな環境
問6 パソコンを使う⑥ 「 決定的な利点 」 とは何か。
1 情報が早く手に入ること
2 情報が安く手に入ること
3 情報が使いやすく、すぐ探せること
4 情報が非常に沢山しまっておけること
問7 筆者が最も言いたいことはつぎのどれか。
1 パソコンを使えば、いつでもどこでも書 にいるように知的
作業が行える
2 書斎を持つことは日本の都会ではとても無理なので、あきた
めたほうがよい
3 通勤電車の中でも知的作業が行えるので、書斎を持つ必要は
まったくない
4 パソコンを買うならノートパソコンがよい
問題 Ⅱ 次の文の______にはどんな言葉を入れたらよいか。1・